やけどの応急処置

やけどをしたら

 やけどの応急手当としてはすぐに冷やす(やけどした部位を冷却する)ことが最も大切です。まず、やけどした部位を直ちに流水で冷やしてください。

ズボンのようにすぐ脱げる場合は脱いで、すぐ流水で、冷やしてください。ある程度冷えてから、衣服を脱がして、やけどをしたと思われる部位をすべて冷やしてください。なお、なつい式湿潤療法では水疱膜は除去しますので、服を脱ぐとき、破れても問題ないです。

 イソジン、ヒビテンなどの消毒薬は絶対に使わないでください。石鹸で洗うことも止めてください。また、やけどの部位が、はれてきますので指輪などの装身具は早めにとって下さい。

 10-15分ほど流水で冷やした後、ワセリン、プロペトをお持ちなら、ラップにたっぷり塗って、やけどしたと思われる部位を覆ってください。ワセリンがなければ、アロエ軟膏、ラード、処方された軟膏製剤を使用しても結構です。痛みがやわらぎますので、なつい式湿潤療法を行っている医療機関に連絡してください。

 ワセリンラップをしても痛みが強い場合はアセトアミノフェンなどの鎮痛剤を内服してもいいです。また、ワセリンラップの上から、保冷剤で冷やすと痛みが軽快する場合がありますので、試してみてください。ちなみに、足の甲のやけどは痛みが強いことが多いです。

 ワセリンラップで覆っていれば、翌日の受診でも間に合うことが多いです。ワセリンラップは半日で張り替えてください。

 なつい式湿潤療法を実施していない皮膚科や形成外科にかかると、消毒やガーゼを使用され、傷が深くなることが多々あります。よく使われるフィブラストスプレー、ゲーベンクリームは激痛を伴います。もし救急で受診されてもできるだけ早く、なつい式湿潤療法を行っている医療機関の診察を受けることが早くやけどを治して傷跡を最低限にすることにつながります。

 なつい式湿潤療法では99.99%以上皮膚移植は必要なく治癒します。もし、皮膚科や形成外科で皮膚移植と言われたら、皮膚移植後の症例写真を見せて貰うように頼んでください。それを見て納得すれば、皮膚移植もありかもしれません。そうでなければ、たとえ入院していても、点滴していても引っこ抜いて、なつい式湿潤療法を行っている医療機関を受診してください。その際「湿潤療法みたいな民間療法をしたら、敗血症になって死ぬぞ」と脅されるかもしれません。私たちの症例をご覧ください。決して成功した例ばかりを出しているわけではありません。もちろん感染が起こることもありますが、すべてコントロールされています。

 やけど特に子どものやけどは一生背負っていかなければなりません。親御さんの早い決断が子どもの一生を救います。

【注意】
この応急処置をした場合、必ずなつい式湿潤療法を行っている医療機関を受診してください。
ワセリンラップを続けないでください。必ずなつい式湿潤療法を行っている医療機関の指示に従ってください。

なつい式湿潤療法を行っていない医療機関を受診すると【自分の判断で油薬などをつけてしまうとその後の治療に差し障りがでるとか、やけどをした部位には医師の診察治療を受けるまで自分の判断で軟膏や油など一切つけるなとか水疱膜を破るな。】と言われていますので、叱られることさえ有ります。